誘発される高血圧・うつ病・脂質異常症について

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糖尿病が引き起こす代表的な病気

糖尿病が引き起こす病気は多種多様ですが、その中でも誘発しやすい病気には以下のようなものがあります。

高血圧

糖尿病患者が高血圧を発症する確率は、糖尿病でない人と比較して約2倍近いという調査結果が出ています。さらに、高血圧患者が糖尿病を発症する頻度も、高血圧を持たない人と比較して2~3倍も高いと言われています。

高血圧も糖尿病も、インスリンの働きの低下や肥満によって誘発されることが判明しており、メタボリック・シンドロームのリスクの一つでもあります。血糖値や血圧のコントロールに異常をきたすと、大血管障害が起きてしまい、予後の悪化や合併症の発症、QOLの低下などの悪影響が生じます。そのため、治療においては厳しい自己管理が求められます。

うつ病

糖尿病患者は治療において、日々、食事制限やインスリン注射、血糖値の測定などが義務付けられるため、慢性的なストレスを抱える傾向にあります。また、糖尿病は合併症を引き起こす確率が大変高い病気のため、そのリスクに対する不安を抱え続けることともなります。

そのため、日常的に感じるストレスや不安が要因となり、うつ病を合併しやすい状態にあり、さらに血糖コントロールが悪くなるという悪循環に陥ることも少なくありません。また、最近の研究では、慢性的なストレスによって症状が誘発される過程が、うつ病と糖尿病で共通していることも判明してきています。

脂質異常症

糖尿病を発症すると、インスリンの働きが悪くなり、体内の脂肪の分解・代謝が妨げられてしまいます。このことにより、中性脂肪が正しく代謝・排出されることなく血中に留まってしまい、脂質異常症を引き起こす確率が格段に上がることが分かっています。

また、血糖値が高いと悪玉コレステロール(LDL)が酸化しやすくなり、動脈硬化が進行する原因ともなります。動脈硬化が進むと、さらに様々な合併症を引き起こす原因となるため、早急な対策・体質改善が必要となります。