炭水化物とブドウ糖の働き

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糖尿病と関係の深い“糖”について

糖分は、生命維持のためになくてはならないエネルギー源です。しかし、糖尿病の場合「砂糖や糖分の取りすぎ=糖尿病の原因」と誤解され、人によっては身体に必要な分の糖分さえ摂取しないというケースも見え受けられます。そこで、今回は正しい糖分との折り合いのつけ方についてご説明していきたいと思います。

糖とはなに?

糖尿病の説明などでみられる「糖分」とは、実は三大栄養素のひとつである「炭水化物」を指します。広義では、炭水化物の総称である「糖質」と覚えておくと良いでしょう。一般的には、以下のような「単糖類」「少糖類」「多糖類」に分けられています。

  • 単糖類:ブドウ糖、果糖、アラビノース、キシロースなど
  • 少糖類:麦芽糖、乳糖、ショ糖など
  • 多糖類:デンプン、ペクチンなど

炭水化物について正しく理解しましょう

炭水化物は、人が生命活動を行うのに必要な3大栄養素の一つです。炭水化物は、糖類または糖質とも呼ばれ、体内で消化吸収され「グリコーゲン」として蓄積されます。そして、そのグリコーゲンがブドウ糖というエネルギー源となり、血液によって全身に運ばれることとなります。

つまり、糖尿病の原因となる血糖値の上昇は、お菓子やソフトドリンクに多量に含まれる砂糖だけでなく、炭水化物の過剰摂取によって引き起こされる原因ともなるという訳ですね。

ちなみに、グリコーゲンは別名「動物でんぷん」とも呼ばれ、動物の細胞、特に肝臓や筋肉に多く存在する多糖類です。また、肝臓にあるグリコーゲンは血糖値の維持と大きく関係しているため、糖尿病との関連性も深くなっています。

そもそもブドウ糖とはなに?

果物や蜂蜜などに多く含まれるブドウ糖。糖尿病や低血糖を語るうえで、最重要物質の一つと言えるものです。ブドウ糖は、生命維持や活動に欠かせないエネルギー源で、血液やリンパ液中にも含まれています。

ブドウ糖は、あらゆる臓器や細胞のエネルギー源となりますが、特に脳による消費量が大きく、脳の働きを安定させるためには、血糖値を100mg/dL前後に保つ必要があるとされています。

この血糖値を維持するためには、脳を含めた臓器や細胞が消費するブドウ糖を、過不足なく摂取することが必要となります。そのため、糖尿病を恐れるあまり糖分の摂取を抑制すると、身体に様々な悪影響が出るという事を忘れてはいけません。

健康を維持し糖尿病を予防するためには、糖分の摂取量と消費量のバランスが重要であるという事を、しっかり押さえておきましょう。