疼痛の2つの種類と特徴

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糖尿病でみられる疼痛とは

病気によって起きる疼痛は非常に多くの種類があり、表現する言葉はなんと100種類以上も存在すると言われています。例えば、「ジンジン」「チクチク」「ヒリヒリ」といった、いわゆる痛みを感覚的に表した言葉や、「焼けるような感覚」「突っ張りを感じる」というような表現まで、実に様々です。

2つの種類「急性疼痛」と「慢性疼痛」

疼痛には、突然の病気やケガ、やけどなどによって感じる「急性疼痛」と、慢性的な病気やケガによって長期間続いたり再発したりする「慢性疼痛」があります。

急性疼痛は、身体を守る反応の一つとされ、脳が痛みを認識することによって、病気やケガで傷ついた部位の治療を促したり、一時的に安静にさせて免疫反応を呼び起こさせるといった働きをするものとされています。

これに対して、慢性疼痛は痛みの原因である病気やケガが治っても痛みが続いたり、原因自体が取り除きにくいため、痛みが長期間にわたって持続する状態を指します。痛み自体に急性疼痛のような働きはなく、むしろ痛み自体が人間の身体と心に悪影響を与え、病気となるものとなっています。

慢性疼痛は、日常生活にも支障をきたすことが少なくなく、糖尿病で感じる疼痛もこの慢性疼痛に分類されます。

糖尿病の慢性疼痛の特徴

慢性疼痛は「侵害受容性疼痛」「神経障害性疼痛」「心因性疼痛」の3つに大別されます。それぞれの特徴や傾向は以下の通りとなっています。

侵害受容性疼痛
糖尿病による炎症や関節の変形、軟骨の変性などによって引き起される疼痛。多発性関節リュウマチ痛が、侵害受容性疼痛の代表として知られています。
神経障害性疼痛
末梢神経や中枢神経が損傷することによって起こる疼痛。糖尿病の3大合併症の一つ「糖尿病性神経障害」によって引き起こされる疼痛は、この神経障害性疼痛に分類されます。
心因性疼痛
心因性疼痛は、感情やストレス過多によって引き起こされる疼痛です。ストレスや不安・焦燥感などを日常的に感じている糖尿病患者は、この心因性疼痛を感じるケースが多いとされています。